毛色について


猫の毛色には、様々な種類があります。また、猫種毎に出現しやすい毛色、出現しずらい毛色、出現してはいけない毛色など様々です。

今回その中でも当キャッテリーの親猫から遺伝しやすい毛色を簡単にご紹介していきます。仔猫選びのご参考にして頂ければ幸いです。

サイベリアンの毛色について

サイベリアンの毛色は、TICAの基準上「トラディショナルカラー」と「ポイントカラー」の2つのパターンのみ存在します。これら以外のカラーはTICAの基準上存在しませんのでご注意下さい。

■トラディショナルカラー

トラディショナルカラーとは、「伝統的な」「歴史的に古くからある」の毛色のことです。

代表的な毛色の系統には、ブラック系、ホワイト系、ブラウン(ブラック)系、レッド系、ブルー系、ホワイト系、シルバー系などさらにホワイト系以外の毛色に「&ホワイト」が挙げられます。

これら系統に、ソリッド系(縞模様なしの単色)、混色系(縞模様なしの三毛(トーティー))、タビー系(混色(トービー))またはブラウン系などに縞模様あり)が存在します。

サイベリアンのタビーには、大きくマッカレルとクラシックに大分されます。タビー柄まだまだ多数存在しますが、ここではマッカレルとクラシックについてお話しします。

マッカレルとはサバ柄のことで、クラシックは渦巻き状の柄のことです。

サイベリアンは、ロシア(旧ソ連)のシベリア地方に今もなお生息しているドメスティックキャット(土着猫)です。したがって、サイベリアンの代表的なカラーは、このトラディショナルカラータビー系(混色または単色)が王道カラーということになり、よりサイベリアンらしさを強調します。

■ポイントカラー

人為的に作られたカラーです。

サイベリアンと同ジャンルであるバーマンなどを混ぜたと考えられていますが、どの猫種を混ぜたのかは定かではありません。

ポイントカラーとは、ポインテットカラーとも言います。四肢の末端部分や耳、臀部、ボディーの一部分に色が付くカラーのことを言います。誤解しやすい表現としてポイント=部分的にカラーが付くと誤解されやすいですが、毛色のパターンとして、ポイント=部分的という意味ではありません。また、ポイント系は白っぽく見えますがホワイト系ではありません。

主にトラディショナルカラーと同じく、ブラック系、ホワイト系、ブラウン(ブラック)系、レッド系、ブルー系、ホワイト系、シルバー系などさらにホワイト系以外の毛色に「&ホワイト」が挙げられます。

これら系統に、ソリッド系(縞模様なしの単色)、混色系(縞模様なしの三毛(トーティー))、タビー系(混色(トービー))またはブラウン系などに縞模様あり)が存在するのは、トラディショナルカラーと同様です。

但し、ポイントカラーの場合は、タビーのことを「LYNX」と表現します。(現在はLYNXと表現せずに、そのままタビーと表現しますが、どちらを表現しても良いことになてっています。)また、マッカレルやクラシックを表現しません。また、ブラック系、ブラウン(ブラック)系の場合は、「シール」と表現されます。

毛色の表現の仕方の例として、ブルーリンクスポイントやシールリンクスポイント(&ホワイト)があります。

ネヴァマスカレード

■ネヴァマスカレードってどんな猫でしょう。

最近「にわかブリーダー」の中で賑わいを魅せている「ネヴァマスカレード」。にわかブリーダーの中には、TICA登録キャッテリーですと謳い「ネヴァマスカレード」と表記しているブリーダーがおります。

それでは「ネヴァマスカレード」とはなんなんでしょうか。

「ネヴァマスカレード」とは、ヨーロッパ内の血統登録団体である「Fife」が、ポイントカラーのサイベリアンのことを「ネヴァマスカレード」という一つの猫種として認定しております。

但し、世界的規模である「TICA」「CFA」やロシアの国内団体である「WCF」においては、ポイントカラーのサイベリアンも同種のサイベリアンとして認定していますので、TICA登録キャッテリーにおいては、「ネヴァマスカレード」ではなく、あくまでもサイベリアンという猫種になります。

■ネヴァマスカレードは純潔?新たな問題点

ネヴァマスカレードは、真新しく美しい反面、ポイントカラーを出現させるため他猫種を混ぜ合わせていると考えられているため、ロシアやアメリカなどのサイベリアンブリーダーからは批判の声も上がっている現状があります。また、海外の一部の血統登録団体においては、ポイントカラーを登録できないないど厳しい基準を示している団体も存在します。

確かにネヴァマスカレードは、純潔サイベリアンとしては疑問が残る歴史的背景があります。しかし、ヨーロッパのブリーダー内では根強い人気があるのも確かです。

私自身もドメスティックキャットであるサイベリアンが純潔であると考えておりますが、ポイントカラーも野性味が残っており、その中に美しく気品があるのも確かですので、ポイントカラーのサイベリアンとトラディショナルカラーのサイベリアンを違う猫種として完全に独立させるほうが良いのではないかと個人的には思います。