サイベリアンの理想形


ロシア、シベリア地区に生息するドメスティックキャット(土着猫)です。

ロシアでは、現在も土着猫として至る所に生息しています。

東北欧や北米を中心に、メインクーンやノルウェージャンフォレストキャットと等しい人気があり、TICAでは、登録匹数においてメインクーンやノルウェージャンフォレストキャットよりも多いくらいです。ヨーロッパ圏では、ブリーダーさまもかなり多く、繁殖が盛んになされています。

約1000年以上前から生息していたといわれており、極寒の地から徐々に人間と共に、暖かい地域へと横断していきました。ヨーロッパにたどり着いたころに、サイベリアンとノルウェーの土着猫とで交配し、現在のノルウェージャンフォレストキャットが誕生したと言われております。

また、ノルウェージャンフォレストキャットとアメリカメイン州に生息していた土着猫との間で交配が起こり、現在の形をしたメインクーンキャットが誕生したと言われております。この2匹の猫種の祖先であることが現在の有力な説です。

このような歴史的背景から、ペルシャ猫と並ぶくらいのオリエンタルな猫なのです。

 

野性的な容姿とは裏腹に、想像を絶するほどの性格と賢さを持ち合わせています。

外観の風貌は、極寒の地で耐え抜くためのコートの厚みや運動能力、勇敢さ、且つ地域のドメスティックキャットとして、古くから、人間と共に過ごしきた歴史背景があり、人間社会で共生していく(生き抜いていく)ために身につけてきた知恵(賢さ)、従順さ(人になつく)を兼ね備えた、正に「文武両道」と言う言葉がぴったりな猫種です。

容姿は、王者の風貌 言うまでもないでしょう。

重厚な被毛に包まれ、筋肉質でパワフル。

いつもは「のそのそ」や「寝てばかり」であまり動きません。

しかし、ここぞ‼というときには、その重量とは裏腹に、機敏な動きを見せてくれます。

まるで獲物を一瞬でとらえるかのような動きをしています。

階段を駆け巡っていく姿は、瞬きを忘れてしまうほど圧巻です。

サイベリアンは、運動神経抜群なドメスティックキャットの貫禄が今のなお、あります。

正に、王者の風貌をしています。

かなりの甘えん坊な性格です。

飼い主へのストーカー行為でしょうか?

ワイルドな風貌に対して、真ん丸に近いつぶらな瞳でこちらを見つめてきます。

いつも飼い主の傍を離れず、移動するときには足元をついて歩いてきます。

飼い主がソファーでくつろいでいると「くるくる」とかわいらしい声で鳴き、傍へやってきます。

撫でてあげると「もっともっと」と言わんばかりに頭を摺り寄せ、催促してきます。

構ってほしいときや淋しくなったときには、「ひゃーん」「くるくる」と鳴いて「構ってよ」と訴えてきます。

ただ難点なのは一つだけ、成猫だと7㎏くらいにはなりますから、重いということです。

最大級の愛情は、ごっつんと頭突きをしてくるところでしょうか?

習得能力もズバ抜けています。

飼い主に従順、サイベリアンの専売特許ですね。

覚えてほしいことなど、反復することで習得ができます。 

人の会話を一生懸命に聞き、ある程度の言葉を理解することもできます。 

嫌なこと(お風呂など)でも、「終わったら〇〇あるから我慢よ」と声をかけると、一生懸命に我慢もできます。 サーカスで芸を覚えた仔をいるくらい、サイベリアンは賢いのです。 

猫さんは、「家につく」と言いますが、家ではなく、飼い主がいちばんな猫です。 そんな賢いサイベリアンに、愛着がより一層沸いてきます。                

サイべリアンのスタンダード(理想形)

当キャッテリーでは、サイベリアンの理想形として、特に重要なポイントと考えられる要素は、大きく分けて3つと考えております。

1.BODY

長さはミディアムサイズ、ビア樽型もしくはバルーン型です。         

成猫の体重は、4㎏(メス)~8㎏(オス)位です。

前足よりも後足が長く、前屈みな姿勢になります。            

背中は、前から後ろに向かってアーチを描きます。

2.HEAD

■CHIN 下顎 

丸みがあり厚く、横に大きくカーブを描き伸びています。           

■MAZZLE

短く、厚みがあり、十分に丸い、さらに横に広がっています。

■EAR

大きさは、ミディアムラージで丸みがあります。側面の高い位置についており、やや前傾しています。間隔は、耳1つ分です。                

■EYE

ほぼ円形で、耳の付け根にむかってやや吊りあがっています。

■NOSE

額からアイスクリームをスプーンで削いだような緩やかなカーブを描き、鼻は短めです。     

3.CORT

アンダーコートとトップコートで構成されたダブルコートです。

コートの長さはセミロングで、かなりの厚みのあるコートです。

首の回りの長さは、ロングコートになります。

冬期間では、寒さを防ぐためにトップコートの上に疎らに飛び出したコートが出現します。これがサイベリアンの特徴でもあるトリプルコートと言われていますが、冬期間でも暖かいと出現しませんので、トリプルコートを出現させるためには、環境を整えなくてはいけないなど飼い主様の努力が必要になります。    

毛色について


■トラディショナルカラー

伝統的な古くからある毛色または一般的な毛色のことで、主にブラック(ブラウン)系、レッド系、シルバー系、ブルー系の毛色があります。

サイベリアンは、ロシアのシベリア地方に生息しているドメスティックキャットです。したがってサイベリアンの王道カラーは、このトラディショナルカラーになります。

※写真は、トラディショナルカラーの代表カラーである、ブラウン(ブラック)クラシックタビーです。

※写真は、トラディショナルカラー② ブラックシルバーマッカレルタビー

※写真は、トラディショナルカラー③ レッドマッカレルタビー 

■ポインテットカラー

四肢の末端部分、ボディや耳などの一部分に色が付く毛色のことで、主にブラック(ブラウン系)、レッド系、シルバー系、ブルー系の毛色があります。

ヨーロッパの「Fife」という血統登録団体では、ポインテットカラーのサイベリアンのことを「ネヴァマスカレード(サイベリアンのカラー違い)」という名前で一つの猫種として認定されていますが、TICA、CFA、WCF(ロシアの国内血統登録団体)では、毛色に関係なく、サイベリアンとして認定しています。

私たちはTICAに所属しておりますので、ポインテットカラーもサイベリアンとして登録されています。

※写真は、ポンテっとカラーの代表カラーである、ブルーリンクスポイント&ホワイト

※写真は、ポインテットカラー② シール(ブラック系(ブラウン))リンクスポイント

※写真は、ポインテットカラー③ シール(ブラック系(ブラウン))トービー(縞模様の三毛)ポイント&ホワイト