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万が一に備えて Part2

コラム「万が一に備えて」Part2

新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、日本が今までにない状況に置かれた「非常事態」=災害と捉え、減災・防災に努め、私たちが出来ることは何でしょうか。

今回ペット災害士(ペット災害を専門とする方)と提携動物病院の獣医師にお話しして頂きました。

 

もしも、新型コロナに感染してしまったら・・・。

残念なことに目に見えないウイルスが相手。どんなに気を付けていても、感染してしまうリスクがあることは否定できません。

では、実際にオーナー様が新型コロナウイルス感染症に感染してしまった場合、猫ちゃん(たち)はどうなるのでしょうか?

今回は、一人暮らしのオーナー様で感染が発覚した場合についてお話していきましょう。

 

自宅療養の場合は、まず、自宅療養の場合、猫ちゃん(たち)への濃厚接触を避けるため、お世話を最低限にします。これは、猫ちゃん(たち)への感染が疑われる例があること、特に猫ちゃんの場合、咳などの症状が見られるとの報告もあることから、より注意が必要です。また、症状が悪化し、自宅療養から入院措置に切り替わる際、猫ちゃん(たち)を預けるにしろ、誰かにお世話を頼むししろ、濃厚接触動物である猫ちゃん(たち)を介して感染が広がるリスクを低くするためでもあります。

 

「最低限のお世話とは何か?」

それは、ご飯・お水・排せつです。

但し、ここで問題になるのは新型コロナウイルス感染症の症状がどの程度のものなのかということです。無症状の感染者はさておき、軽症と呼ばれる患者でも40℃に近い高熱が続くということは、ご飯・お水・排せつをさせるのも片付けるのも一筋縄ではいかないと思われます。

このような場合に出来ることは、⑴ご飯の用意は一日一回、一日の全量を与えるかタイマー式のフード容器を用意する。⑵お水は、受け皿の水量が一定以下になると自動で水が追加されるタイプの給水器を用意する。ペットボトルタイプだと水量が把握しやすい。⑶排せつは、失敗も想定しケージ内でさせるようにする。などといった対処ができます。

 

もちろん、お世話ができそうにない場合には、前回コラムでもお伝えしました、第三者にお願いする、動物病院やペットホテルに預けるなど、他の方法を考えなくてはなりません。各病院やペットホテルでも新型コロナウイルス感染症に対するマニュアルを作っている場合があり、感染が確認されたオーナー様からお預かりする場合の手順などを定めている場合もありますので、事前に連絡するようにしましょう。また、友人やペットシッターに来てもらいお世話をお願いする場合は、絶対に接触しないことが重要です。海外では、お世話をする人は完全防護用具を身に着けることとされているようですが、今の日本では友人やペットシッターに身に着けることを義務化するのは難しいようですので、お世話は短時間で済ませ、やむを得ず猫ちゃんに触れることがある場合は、可能な限りゴム手袋などをしてもらうなど、最大限の警戒態勢で臨みましょう。